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安心・安全な場をつくる

組織力を高めるために必要なことはメンバー間の関係性を高めることだ。

メンバー間の「関係の質」が変われば、ものの捉え方や考え方の「思考の質」が変わり、「思考の質」が変われば、そこから生み出される「行動の質」が変わり、「行動の質」が変われば、最終的には「結果の質」が変わる。
最終的な成果である「結果の質」を高めるには、サイクルの起点となる「関係の質」そのものに働きかけることが有効だ。
具体的には、その場で意見を言うことが、自分への否定や批判、攻撃につながらないという安全・安心な関係性の土壌をつくることがまずは必要である。
その肝心な「安心・安全な場」はどのような工夫をすればつくれるのか。

どんな参加者でも、「場」に対して何らかの不安を抱えている。
見知らぬ講師や参加者がいる研修会などではなおさらのことだ。
参加者が抱える不安を「4つの壁」で示し、その突破方法を考えてみる。

これは研修会に限らず、日常業務のなかでもいえることだ。

1、目的の壁…何のためにこの場が存在しているのか、不安を感じている

会議や研修の目的を冒頭できちんと示してから、本題に入る。
ただし、詳細を語る必要はない。
あくまで、全体を貫く目的と意図を伝える。


2、人の壁…近くにいる参加者が何者か、不安を感じている

特にグループでの協働を伴う際には、打ち解けないまま進めると、距離が開いたままで終わってしまう。
参加者間の自己開示を早いタイミングで促す。
人は、誰かに自分の思っていることや感じていることを吐き出すことで、スッキリするし、参加動機や今の気持、価値観といったところまで共有できると、相手との距離が近くなる。


3、時間の壁…いつまで拘束されるのか、時間に不安を抱えている

研修やワークショップの終了時刻など、時間に関するストレスを早いタイミングで取り除くことも大切だ。


4、形式の壁…どんな形式で進行していくのか、そのやり方に不安を抱えている

どんな形式やスタイル、ルールで進めていくのかを先に示すことも有効だ。
特に、双方向型の研修では、参加者に一般的なスタイル(一方通行の座学形式)とは明確に異なることなどを伝える。



参加者が場に対して感じている不安の壁をあらかじめ認識し、その壁を取り除くことで、参加者は落ち着くことができる。
安心・安全な状態になると、参加者はリラックスし、思っていること、感じていることを発言できるようになる。
また、周囲のメンバーも同じような状態になって相互作用が働き、互いに高め合う関係に近づける。
それが、組織の「結果の質」を高めることにもなるのだ。

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