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語彙力を高める(1)

「語彙(ごい)」とは
毎日の仕事や日常生活のなかで、私たちはどのくらいの言葉を交わしているだろうか。
ほんの何分間でもプレゼンを聞くと、その人の持っている語彙や言葉の密度が分かる。
それは話の中で、「複数のことがらをひとつの言葉で表現しようとするか否か」で、判定できる。
語彙が少ない、教養が乏しいと感じる人は、とにかく言葉の選び方が貧困な人だ。
少ない語彙で表現することはたしかに便利で、言いたいこともなんとなく伝わるが、それ以上でもそれ以下でもない。
ただし、その便利さと引き換えに、語彙が少ない人は大きな代償を払っている。
人は無意識のうちに語彙を通じて「相手のレベルや知性」を判断しているから、相手から低いレベルで見られてしまうからだ。

ここでいう語彙とは、ただ「たくさんの言葉を知っている」という暗記的知識を指しているのではない。
豊かな語彙は、たくさんのインプットから得られる。
本や映画、テレビなどのメディアからも、そして人生経験そのものからのインプットである。
先人の紡ぎだした言葉や言い回し、リズム、そこに込められた教訓を身につけているということでもある。
それは単なる「知識」ではなく、「教養」以外の何ものでもないから、語彙力とは「教養」そのものだ。


素読のすすめ
素読とは、意味や内容を詳しく理解する前に、とりあえず声を出して本を読むことだ。
意味をじっくりと考えて頭で読むことを「精読」というが、幕末・明治初期まで、日本ではごく普通に素読が行われていた。
意味より先に音と言葉に身体を慣らすという、文字どおり「習うより慣れろ」が素読である。
本来、語彙を身につけるには、その言葉が含まれる文章ごと文脈のなかで覚えるほうがずっと楽だ。
豊かな日本語を声に出して読めば、それがそのまま「あなたの語彙」になっていく。
シェイクスピアでも、太宰治でも、川端康成でも、そして古文や漢文なども声に出して読んでみよう。

(つづく)

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